家族葬のマナーについて
家族葬は新しいタイプの葬儀のかたちです。
慣習にとらわれない反面 、故人とゆかりの深い人たちだけで行う、
密度の濃い葬儀と言えます。
都市部を中心に増え続けている家族葬ですが、
まだ新しいタイプの葬儀のため、実際にどんな葬儀か理解している方は少なく、
家族葬のマナーで疑問を持たれる方は多いです。
ですので、よく疑問が持たれることに焦点をあてて、
家族葬のマナーについて詳しくお話したいと思います。
● 参列者
家族葬は、家族と極近い親族のみで執り行う葬儀です。
裏を返せば、家族と親族のみで葬儀を済ませたいので、それ以外の方の弔問、
参列は遠慮する葬儀ということになります。 ( ⇒ 参列者の範囲 )
ですので、家族や親族以外の方は、基本的に参列しません。
もし、喪家から「是非参列して欲しい」と直接連絡があった場合のみ参列します。
死者を弔うのもマナーですが、残された家族の気持ちを一番に理解するのが、
もっとも優先すべきマナーです。
● 服装
家族葬であっても、礼服が望ましいです。平服で参列できる場合でも、
服装はそれなりにきちんとしたものが必要になります。
ちなみに、葬儀関係の平服とは、礼装ではない、正装(しっかりした服装)
盛装(着飾った服装)の事を指し、部屋着の類では有りません。
平服の場合は、男性ならダークスーツに黒ネクタイ、女性なら黒か黒に
近いグレーのスーツが良いでしょう。
また、靴やストッキングも黒が望ましいです。
アクセサリーやバッグなどは、光物(金属)は避けたほうが良いです。
バックは、布製で無地の黒い物があればベストです。
動物の皮革などは、あまり良いとは言えません。
● 香典
家族葬では、一般的に香典は必要のないものとされています。
過去の葬儀で、香典を頂いている関係で、香典を包む人がいますが、
喪主が香典を辞退している場合は、遠慮なくそれに応じた方が良いです。
また、喪主が、どうしても香典を断りきれない場合もあります。
その場合は、失礼のないように、有り難く香典を頂いておいて、
四十九日の法要の後に、香典返しをします。
職場では、香典や香典返しについては、
社内ルールで決められている会社があります。
その場合は、家族葬と言えども、社内ルールに従った方が良いです。
● 弔電
弔電については、送っても特に失礼にあたることはありません。
実際には、一般葬儀の時と同じように、普通に弔電が送られてきて、
葬儀の時に弔電が読まれる場面もあります。 ( ⇒ 家族葬の香典と弔電について )
最後に、お通夜や葬儀は、地域によってもいろいろとしきたりがあります。
ごく一般的な家族葬のマナーを覚えておけば、
おおむね失礼にあたることはありません。
周囲の人がどのように動いているか観察して、
それを真似れば特に問題は無いと思います。
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