家族葬の費用が安くならない事がある
2010年の日本消費者協会の『葬儀についてのアンケート調査」では、
一般葬儀の総額費用の平均額は約200万円です。
こんなに費用をかけられないと思い、
家族葬を考えられている方もいると思います。
しかし、家族葬の場合、参列者を減らしただけでは、
せいぜい1割程度しか節約できません。
なぜならば、葬式の4割近くが寺院費用で、3割が葬儀一式費用で、
残りの3割が飲食接待費用だからです
参列者を減らしただけでは、寺院費用と葬儀一式費用は変わらず、
飲食接待費用をいくぶん減らせる程度です。
家族葬で費用を安く抑えるには、祭壇にお金をかけないか、
又は僧侶を呼ばない等を考える必要があります。
そうでないと、家族葬と言っても一般葬儀とさほど変わらない費用に
なってしまうこともあります。
家族葬では一般会葬者を迎えないので、香典は入りません。
葬儀費用はすべて自己負担です。
香典を頂いた時は、その半分を葬儀費用に当てることができますが、
家族葬では0円です。
また、家族葬と言っても親族まで断るわけにいきません。
人数は少なくても、通夜、葬儀後の食事等の出費、手間はかかります。
家族葬で、おそらく一番困るのは、
葬儀後にポツリ、ポツリと家に焼香に来られる事です。
一般葬儀と比べて、この人数は多くなると思われます。
その時、菓子箱や香典を断りきれれば良いのですが、
断りきれない時は香典返しの心配をしなくてはなりません。
家族葬の費用を安くするには...
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